研究室活動

ここでは研究室での活動を中心に、研究生活について紹介します。

研究スタイル

本研究室では、研究の問題設定、遂行に関しては学生がまずは主体的に計画して進めることを推奨しています。2020年度は、大学院・卒研ゼミは、週1回のペースでTeamsによるオンラインゼミを行い、随時LINEでコミュニケーション、OneDriveを資料の共有でしています。Teamsでのオンラインゼミにより、場所の制約が、またチャットやe-mail, クラウドにより時間の制約がなくなり、ノートパソコンさえあれば、VPN環境を利用してリモートで大学の計算機サーバやスパコンにアクセスしてプログラムを実行するといった、「テレワーク環境」で研究が遂行できます。(礒部は、京都より新幹線通勤しており、ほぼ通勤中また在宅勤務で仕事する時間が大半となり、今の時代にあってるのかもしれません。)

研究室レクリエーション

充実した研究生活を送れるように、当研究室では、新歓、暑気払い、ゼミ旅行、3年生歓迎ハロウィンパーティ、忘年会(or新年会)、追いコンなどを行ってます。

2019年10月ハロウィンパーティ

ジャックオーランタン(本物)

2019年度 ゼミ旅行(京都)

ダイバーシティ推進と働き方改革について

礒部は、配偶者が女性研究者(他大学の大学教授)で共働き子育て家庭であり、子育てや保育に関する現場の状況を見聞きする機会が多くありました。ここ数年、本学の旧男女共同参画センター、ダイバーシティ推進センター(https://diversity.web.nitech.ac.jp/ )運営会議の協力教員もしております。研究室においても、ダイバーシティ・アンド・インクルージョンの観点から、人種、性別、年齢などの違いだけではなく、宗教、母語、文化・社会的背景などの内面的差異も含め、多様な人材を受け入れてそれを活かすことにより、組織全体の強靱さを高め、イノベーションの創出に繋げることをめざしています。「遠隔地(海外も含む)での協働作業(共同研究)の進め方」「共働きでの仕事と家庭の両立」「働き方改革」「時差出勤」「在宅勤務」「女性の社会進出支援、研究者育成」「子育て世代における仕事のあり方や環境整備」といったことに関心をもって、職場にも反映できるよう試行錯誤しているところです。

ダイバーシティが工学の未来を拓く女性研究者ロールモデル集

名古屋工業大学 ダイバーシティ推進センター発行 2017年pp.7~8
礒部雅晴「常に世界とつながった共同研究を実践。子育てにも楽しく参加してます。」
https://diversity.web.nitech.ac.jp/publications/rmr2017.pdf

インターナショナル・海外留学大歓迎

研究室の公用言語(?)は、日本語、English、そしてプログラム言語はPythonをメイン言語にしてます。ここ10年は、海外の研究者との国際共同研究が主体となってます。留学生の受け入れや(本年度はCOVID-19の影響で難しいですが、)海外留学なども歓迎します。

2021年度に卒業研究ついて

計算機シミュレーション(特に分子シミュレーション)という汎用性の大きい手法、熱・統計力学、相転移と融解現象に関する基礎的知識について学びます。これらの知識は、広範な科学、工学分野のさまざまな現象の解明に役立っています。卒業研究では、学んだ知識を基に「物理工学」における具体的研究課題にとりくみます。このようなテーマに興味を持たれた意欲のある学生さんは歓迎いたします。

(以下は動画)

配属希望の3年生向けFAQ

ゼミは週何回くらいですか?コアタイムはありますか?

ゼミや卒研の進捗報告は(原則)学期期間中の平日13:00週一回です。学生と相談し希望やペースを尊重し、進めています。コアタイムはありません(規則正しい生活を推奨します)。研究する時間・場所は自由です(自宅からTeamsによるゼミ参加も可能です)

卒研はどのようなテーマが考えられますか?

基本的に学生の興味や意見を尊重し、自発的に行える環境を整えます。新しいテーマも提案も歓迎します。既存のテーマを引き継ぐ際にも自分でプログラムを作成し、時間をかけて試行錯誤して納得し深く理解しながら研究の準備を行っていきます。

プログラミングの高度な知識は必要ですか?

研究室配属後に目的に応じて学んでいきますので、現時点では必要ないかと思います。3年では、卒業研究で必要となる数値計算の基礎とプログラミングを学んでいきます。ここ数年は「Pythonによる数値計算とシミュレーション」の本を読んで勉強しています。4年生になり具体的な研究テーマにとりくみます。

卒研後の進路はどのようになりますか?

名工大大学院進学、企業、他大学(名大)進学、海外留学などです。

研究室の計算機環境はどうですか?

2号館3階に研究室の計算機クラスター(他研究室と部屋を共有)があります。大学院進学後、必要に応じてスーパーコンピューター等を利用し、研究を進めます。

研究室で学べることや将来の応用は?

個別の要素(分子など)系の動きや構造について、計算機シミュレーションを使って解析していきます。将来の応用研究の基礎となる、根幹をなす基本法則や性質を単純なモデルで解析するという数学のパズルを解くような一面もあります。いったん、共通の性質や普遍的な法則が見つかると、世界中から注目され、さらには大きな応用に発展することが考えられます。